先日四国に出張に行ってきました。
プログラミングと関係の無い、讃岐うどん⇒徳島ラーメン⇒讃岐うどん、、、
という無限ループで2キロほど太ってやりました、、。
プログラミング用語風に言うと、2キロを最短で太るためのアルゴリズムと
言ったところでしょうか。
このアルゴリズムを改良するためには、どうしたらいいでしょう。
そうですね。徳島ラーメンの前にビールを挟むといいかもしれませんね。
冗談は200字目でやめるとして、徳島でこんなものを見つけました。
いや〜この、、それ、、信じられますか?
「世界初! 阿波踊り専用エナジードリンク Awa Rise(アワライズ)」
だそうで。
これでありなら、
「世界初! カチャーシー専用エナジードリンク HaBu kurage(ハブクラゲ)」
でも世界初という触れ込みで商品化できるって事ですよね?
ビジネスの視点で見ると重要な教訓があるような気します。
アワライズの商品カテゴリーは何か?
アワライズの商品カテゴリーは何でしょうか?
「阿波踊り専用 エナジードリンク」というカテゴリーの商品でしょうか?
そうなれば、別のライバルも出現してきて、
「泡踊り専用 エナジードリンク Awa Gain(アワゲイン)」
みたいな商品が今後登場する事になります。
たぶんそれは無いでしょう。
僕は「ご当地エナジードリンク」というカテゴリーになると思ってます。
地ビールとか、地鶏に近いイメージですね。
その地域の踊りとか特産品を絡めたエナジードリンク。
沖縄でいえば、月桃とかシークワーサーとか、黒砂糖とかを
香りづけやテイストに足します。
あとは、
「世界初!エイサー専用エナジードリンク CHIMU DONDON(ちむどんどん)」
でもいいし、
「世界初! パーントゥ専用エナジードリンク MANgusu(マングース)」
でもいいわけです。まあ、、、、その、、、パーントゥがあまりもマイナーな
イベントなので、ネーミングは改善の余地ありですが。
宮古島の田舎で年に一回やってるイベントです。参加者は泥とか顔に塗られるんで、興味の
ある方はググってみて下さい。
実際、こういう展開、つまり、各地でご当地エナジードリンクが商品化される
可能性は、結構あると思ってます。
なぜ商品カテゴリーが大事なのか。
なぜ僕は商品カテゴリーについて長々と妄想を膨らませたのか?
それは、この本に由来します。
星野リゾートの星野社長がオススメしていた本です。20年以上前の本。
僕も前から繰り返し読んでます。
マーケティング、つまりどうやって効率的に
集客するかという22の法則が解説されています。
最初の法則は「一番手の法則」と、「カテゴリーの法則」です。
売れるもマーケ、一番手の法則
自社の商品が他よりも優れている事を伝える事で集客する。
これは間違いで、他に優っている事よりも、先頭を切ることの
ほうが大切だという法則です。いわく、市場をリードするブランドは
他より優れているブランドではなく、
顧客の心に最初に入りこんだブランドだそうです。
それだけ、顧客の慣れ親しんだブランドを変えさせる事は
至難の技なのです。
くまモン意外のご当地ゆるキャラが苦戦中なのも
うなずけます。
じゃあふなっしーはどうでしょう?
あれは、「非公認ゆるキャラ」という新しいカテゴリーの生き物です。
売れるもマーケ、カテゴリーの法則
それでは、自社製品で先頭を切った、最初に顧客の心に入りこめなかった
企業はどうするのでしょうか。
カテゴリーを自ら作ること、見つけること、と書かれています。
最初に顧客の心に入り込めなかったとしても、一番手になれる
新しいカテゴリーを見つけるのです。
アメリカのビール業界の例が出てきます。
まずはオランダ輸入ビールのハイネケンが先陣を切りました。
アメリカ最大のビール会社は、「よし、じゃあうちも輸入ビールを
探してこよう」とはならず、「高級輸入ビール市場があるくらいだから、
高級国産ビール市場もあるだろう」と考えました。
ミケロブという商品はアメリカで大ヒットしました。
高級国産ビールというカテゴリーを自分でこしらえたのです。
そして、ライト・ビールカテゴリーを作り上げたのが、
ミラー・ライトという商品でした。そこに目つけた、別の
業者が「輸入ライトビール市場もあるだろう」と考え、
アムステル・ライトというビールを発売しています。
つまり、アメリカのビール市場は、
・高級輸入ビールカテゴリー
・高級国産ビールカテゴリー
・国産ライトビールカテゴリー
・輸入ライトビールカテゴリー
という、4つのカテゴリーがある状況です。
この商品はどのカテゴリーで一番手だろうか
これこそが自社に問うべき質問になります。
もし、自分の商品が新しいカテゴリーの一番手であれば、
そのカテゴリー自体を売り込みます。
この場合、競争相手がいないので、非常に有効な戦略になります。
ジュニアプログラミングスクール コードの戦略
ここから当社の戦略について書いていきます。
急激に生々しい話になってきましたね。
経営者なので、ビジネス書をよく読みます。常に自社に取り込める部分
が無いか、考えています。
そうです。コードの戦略は、一番手の法則とカテゴリーの法則が根本にあります。
プログラミングスクールを作ろうと考えた時、新しいカテゴリーを作りたいと考えました。
すでに、
・専門学校で学ぶプログラミングスクールのカテゴリー
・社会人向け就職支援としてのプログラミングスクール(HTMLとか基礎的なやつ)
・最近多くなってきた、小学生向けプログラミングスクール(ブロックプログラミングのみの学習)
というカテゴリーがあります。
そして当社です。
中学生・高校生向けに本格的なプログラミングを放課後教えるというサービスは、
沖縄には存在しませんでした。
内地には、、あるんでしょうか。うーん調べてないので分かりません。
とにかく中学生・高校生向けプログラミングスクールというカテゴリーを作りました。
使命は沖縄の低賃金労働市場を変えるです。
これについては、次の機会に書きたいと思います。
重要な事は、本のとおり、新しいカテゴリーを作った事です。
ここからが重要で、これから顧客の心に一番最初に入っていく必要があります。
実は、そのために重要な法則がまだありまして。
それが集中の法則です。こんなに長文になるとは、、。
もう少しだけお付き合い下さい。
売れるもマーケ、集中の法則
集中の法則は、顧客に対して一つの言葉を植え付ける方法を見つける
事が、集客につながるという法則です。
そして、新しいカテゴリーを連想させる言葉になります。
「中学生・高校生向けプログラミングスクール」
「ジュニアプログラミング」
「放課後プログラマー」
などを考えてあります。
言葉については、模索中で、もっと適した言葉があれば、それに変える
可能性もあります。いずれにしても、カテゴリーを伝える狙いからは
ずれないようにするため、ガラッと変わる事はありません。
この言葉を広告やSNSでこの言葉が浸透する
ように繰り返し伝えていきます。
具体的にどのようなマーケティングを行うか
さあ、ここからですね。
ようやく、具体的にどうマーケティングを行っていくか書く事ができます。
①電子看板
②新聞折込チラシ
③フェイスブック投稿広告
④グーグルアドワーズ検索広告
⑤メディアに取り上げてもらう。
⑥自社コンテンツの充実
という風に一個一個説明していこうとしてる間に、今3,115字目
を入力しました。さすがに長いと思うので、具体的なマーケティング
については、次回以降に書きたいと思います。
と、いうかここまで読んでくれた方っているんでしょうか?(笑)
「売れるもマーケ」から学ぶ、カテゴリーの重要性 まとめ
①アワ ライズは「ご当地エナジードリンク」という新しいカテゴリーを作った。
②マーケティングは、新しいカテゴリーを作る事。
③新しいカテゴリーの中で一番に顧客の心に入りこむ事。
④当社は中学生・高校生向けプログラミングスクールというカテゴリーを作った。
⑤それでは、一番に心に入りこむための具体策を見つける、
そして、カテゴリーそのものを売り込むようにする。←今ココ!
ここがね~凄い難しいんですよね~。まだ模索中です。
とはいえ、ロジカルに進めないと反省⇒改善の
繰り返しができないので、現状打とうと思っている手を次回書かせて頂きます。
それでは、また(^^)