飲食店アプリ開発ストーリー
当スクールは3年前からスタートしました。当初から実現できたらいいなぁと思っていた事の一つに、「自社アプリのリリース」がありました。実際に当スクールが何らかのアプリを生み出し、一般のお客様に使って頂き、改善していく。そのノウハウを生徒さんにも共有する。プログラミングスクールとしての強烈な差別化にもなる。そして今回、満を持してアプリをリリースすることに相成りました。
タップオーダー開発ストーリー
ここからは時系列で、どのように開発して、リリースに至ったのかを書いていきたいと思います。まずは1年前から。ある行政機関の紹介で、外部のIT会社(KDDI DIGITAL GATE)さんと繋がりができました。「せっかくだし両社のリソースを持ち寄って何かしら作れるか検討してみませんか?」というサークル的なノリが生まれました。そこで、元々自分が温めていたアイディアをぶつけることに。急に当日休みが出て人繰りに困っている飲食店と、当日働きたい人のマッチングアプリでした。人繰りをうめるために、お店側はふだんより少しだけ時給を高めに設定。働きたい人は予定に柔軟性ができ、時給高めに当日好きなところで働く事ができます。働く人の適性は、履歴書がわりのプロフィール画面やウーバーのようなフィードバック情報で補おうと考えてました。
デザイン思考会議を初体験
なるほど!それではエンジニアも含めて企画会議をしましょう。と、件のKDDI DIGITAL GATEさんの事務所に。そこでは、デザイン思考会議という手法を取り入れていて、アイディアを具体化するためのエッセンスがてんこ盛りです。デザイン思考とは、とにかくユーザー目線で企画を行い、プロトタイプを開発。あくまでプロトタイプは改善していくのが前提で、次々に試作を繰り返します。そのため、会議では自由な雰囲気が求められます。
まずは、自分のニックネームを発表するとゆ~地獄
というわけで、会議がはじまりました。司会の方が「まずは、自分がこの会議でなんと呼んでほしいのか、ニックネームをフリップにお書きください」
!?
とりあえず、フリップに「とけっしー」と書いて会議はスタートしました。大量の付箋を使ってアイディアを整理していきます。
時系列で、とにかく具体的にターゲットの行動をイメージしていきます。
よく2時間ちょいでここまで考えたもんです。細部まで詰め、数週間後にはプロトタイプまでできました。
その矢先でした。日経新聞でタイミーさんの記事を見たのは。
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、、、、、、。う~~ん。2周遅かったか、、、。しかし、ここで諦めるわけにはいきません。デザイン思考の要諦は、徹底したユーザー目線。他社ですでに優れたものが、あるのであればすっぱりと諦めて、ユーザーや方向性を変えていくピボットという考え方があります。バスケのこういう動きからきています。たぶんですけど。
需要予測アプリにあたりをつけてユーザーへのヒアリングへ
人生初ピボットを盛大にかまし、何事もなかったかのように、仕切りなおしました。米卸事業の絡みから、飲食店さんに役立つアプリが作りたいとゆ~のが元々のコンセプト。あたりをつけたのは、「需要予測システム」です。天気や前年度同月の売上、近隣のイベントなどの情報から、例えば「明日のCランチの売上個数は?」といった事を予想するアプリ。すでに同じサービスで有名なものがありました。
98%的中って半端じゃないですよね?これも今から追いかけるには、2周どころか4周半くらい離されている雰囲気をビリビリ感じると思います。しかし、人工知能で需要予測させるとゆ〜事は、個店ごとの立地状況や沖縄というローカル性も考慮した上で構築していく事になります。つまり、このサービスの最適化には時間がかかります。ローカル性をうまく活かしながら営業していけば、競争する事なくシェアを取っていけると考えていました。
はたして需要予測アプリはできるのか?次回へ続きます
本当は一つの記事にまとめようと思ってました。しかし、なんだかんだで3500字以上になってしまうので、とぅーびーこんてにゅーどしたいと思います。はたして思惑どおり需要予測アプリはできるのか? 続きます。