今回はgoogleが2019年6月13日に大型アップデートを発表して一部で話題になっているGameBuilderについて紹介したいと思います。公式ブログは以下URLです。
https://www.blog.google/technology/area-120/create-3d-games-friends-no-experience-required/
Google Game Builderの特徴
- 3Dゲームが作成できる
画像でわかる通り、3Dゲームを作成することができる。
個人的な感覚ではマインクラフトのクリエイティブモードに近いかと。 - マルチプレイヤー対応
同時に複数人でステージを作成しながら遊ぶことができる。 - プログラミングでロジックを定義することができる。
色々な機能のカードを組み合わせることでゲーム内の物体を回転させたり、
ランダムに動かしたりすることができる。 - Javascriptを利用して細かい調整ができる。
ブロックプログラムにありがちな「もうちょっとこうしたい」という部分は
javascriptでオリジナルのカード(機能)を作成することが可能 - google polyの3Dモデルをゲームで使用することができる
Google Game Builderの入手方法
公開されたGameBuilderはプロトタイプですが、steamから無料で入手してプレイすることが可能です。
Steam : Game Builder
https://store.steampowered.com/app/929860/Game_Builder/
Google Game Builderの操作方法
NEW PROJECTからTutorialを選ぶことで、遊びながら操作方法を学ぶことができます。
英語のメッセージで操作方法が説明されていて、遊びながら操作を学ぶことができます。
操作に慣れたところでオリジナルのアクションゲームを作成してみました。
地形を整えて、家、木、動物等を配置してサイズを整えれば、あっという間にマップが完成します。
あとはプログラミングです。今回は大きな蛇を銃で倒す簡単なゲームを作成しました。
このゲームで必要なプログラムは大きく分けて次の内容です。
- プレイヤーが蛇と接触するとダメージを受ける
- プレイヤーが銃のアイテムを装備する
- 銃から弾をだす
- 蛇は銃の弾に当たるとダメージを受ける
- 蛇は3回ダメージを受けると消える
Builder-1.プレイヤーが蛇と接触するとダメージを受ける
プレイヤーのロジックを作っていきます。衝突した場合はcollisionのカードとif文のカードで処理を作成することができます。
カードをクリックすると細かい設定をすることが可能です。今回はぶつかった相手がsnakeにしています。
Builder-2.プレイヤーは銃のアイテムを装備できる
Builder-3.銃から弾をだす。
銃にGRABBABLE ITEMのカードを追加することで銃を「つかむ」ことができるようになります。
そして、つかんだアイテムを使用した場合、どんなアクションを実施するか設定することが可能です。
今回は弾丸を出すカードをアクションに追加しています。
弾丸の細かい設定も可能です。
Builder-4.蛇は銃の弾に当たるとダメージを受ける
Builder-5.蛇は3回ダメージを受けると消える
続いて蛇の設定ですが、4の蛇が弾に当たった場合の処理は標準で設定されているため、
カードの必要はありません。5のダメージについてもダメージのカードがすでに設定されているため、
残りは数値の調整のみでOKです。
完成したのがこちらです!
こんな感じで「楽しく遊んでたらいつの間にかプログラミングの概念を学べててしかも3Dゲームも作れちゃってた」
というテレビショッピングみたいな感想ですが、これは実際に試してみて感じて欲しい感覚です。
今回は1人でゲームを作成をしましたが、もし友達とマルチプレイヤーができると、「この設定難しすぎない?」とか
「この蛇もっと小さくしよう」とかワイワイできてとても楽しいと思います。
言語が現在英語のみということで、少し敷居は高いかもしれませんが、
プログラミングの勉強にもなるのでぜひ一度遊んでみてください