今までなんやかんやプログラミングと関係の無い
趣味の経営うんちく的な本や考え方をご紹介してきました。
今回もその路線を変えずに、、、。
上間弁当の経営セミナー
上間弁当社長が語る財務セミナーに参加してきました。
土曜日に。休み返上で。
参加はたぶん五回目くらいです。休み返上でも
得るものが多いので、いつも参加してます。
上間弁当のコンサルティングとは?
上間弁当は簡単に言うと、沖縄のお弁当チェーン店です。
毎年売上を伸ばしており、年間売上は5億円を超えます。
ケータリング事業と経営コンサルティング業もしており、
経営者向けセミナーも積極的に行っています。
異様にお洒落なケータリング。
コンサル会社の企画ではこんな感じで社長直々にセミナーも登壇してます。
そして、今セミナーを受けながらリアルタイムでこのブログを書いてます。
上間弁当からの洗礼。いきなりの財務ジャブ
、、、、。どうでしょうか?いきなりスタートからこんな感じで
始まりました(笑)
「あなたは、どう思いますか?」と、セミナー参加者20人くらいに聞いていきました。
プレッシャーかかりましたね〜。
しかも、その質問前に、「渡慶次さんは、元銀行員なんですよね?」と
僕の前の職場の情報を参加者にご丁寧に伝えて頂いてました(笑)
※ジュニアプログラミングスクールコードは、元銀行員の僕と、
10年以上IT業界で働いてきた、プログラマーの冨名腰と2人で始めました。
僕はAと答えました。
このブログで357文字目を打っている現時点では、まだ答えを教えてもらってません。
最後の方で教えてもらえるそうです。
上間セミナーの洗礼。財務的にAなのか、Bなのか
それでは、なぜ僕がAと答えたのか。
これね〜。難しいとこなんですよね。
経営で言ったら、来季を越せればBの方が良いんですよね〜。
しかし、「ファイナンスの目線でどっちがいいか」という聞き方だったので
Aを選びました。
ファイナンス目線とはなんでしょうか?
ここも色んな見方があると思いますが、僕の解釈では
銀行から借りられるかどうかという目線です
借り方は以下のとおり。
Aは当期利益を出しており、来季はガッツリ赤字の予定です。
当期利益を出して、納税しているので、来季ガッツリ赤字
になる予定は銀行員に黙っておくのです。
そうすれば、銀行は絶対に貸してくれます。
借りれないパターン
ただし、、、ただしですよ。ガッツリ赤字の予定が銀行員に
バレてる場合、どうでしょう?
これは厳しいです。そうなってくると、後は赤字の予定が
一時的なものかどうなのかという視点で融資が決まってくる
と思います。
上間セミナー。借金は悪か節税は悪か。財務的な目線
上間弁当さんのセミナーで強く主張されているのは
「節税はもうやめよう。納税する事で銀行から資金を調達できる。」
というものです。これは真実です。特に最近は。
日本の金利の低さはエグい
これがあるんですよね〜。僕が銀行にいた6年前では考えられない
くらい金利が下がってます。知り合いの企業さんでも、鹿児島銀行さんから
1.2%で調達したりしますからね。ちなみに僕がいた時は3%超えは
当たり前でした。
1.2%だと、1億借りたとしても年120万円の金利で済むんです。
先回りして借りておく事で現金を手元に置けます。
借金⇒現金を通帳に置いておく。のコンボで安全性を確保する
財務戦略としては、こんなシンプルな感じになりますね。
いざとなった時に現金がモノを言うのは自然の摂理です。
上間セミナーで考察。ただし、理想の世界は、、、、。
しかし、、、しかしですよ。
いざとなった時の安全性さえ確保できてれば
金利は払いたくないですよね?
金利を払わずに、いざとなった時の安全を確保するには
どうすればいいでしょうか?
銀行からいつでも借りれるようにしておく
この状況が理想ですね。
これなら、いざとなった時安全も確保できるし、
無駄な金利を払わずに済みます。
そんな方法あるの?
あります。
①金融機関枠を作ってもらう。
実は、「いつでも5千万円を借りれる枠〜」というドラえもんの
道具のような金融商品があります。
その名のとおり「枠」ですね。
この枠が設定できると、その名のとおりいつでも借りる事ができます。
当社も作ってもらってます。
枠を作るまでは一苦労
ただ、この「融資枠」という金融商品はおおっぴらには
売ってません。この枠を作ってしまうと、融資の目線として
大事な、「何にお金が使われたか」を追跡しづらいんです。
本業に必要な枠のはずなのに、社長の高級車に使われちゃったり
するわけです。なので、最近はかなり消極的です。
ちなみに根抵当権とは異なります。
銀行の事情なんぞ知ったことか
声を出してそう叫びたい気持ちをぐっと堪えましょう。
②常に銀行員とコミュニケーションをしておく
これは①に比べてややゆるいつながりを銀行と作っておくという方法ですね。
銀行の担当者に常に自社が資金が必要になるタイミングのパターンとして
何パターンかある、と。そのパターンが来たら、すぐに借りたいんです。
と常日頃から伝えておくという事ですよね~。
以外と思われるかもしれませんが、社長さんで数字やなぜ資金が必要なのか、
銀行員に説明できない人はたくさんいます。
なので、数字を説明できる、資金の必要性が説明できる。というだけで、
銀行の目線でプラス材料になります。
ただ、話しているからと言って、いざその状況になったら本当に素早く貸してくれる
かという不安はありますが、、。
上間セミナー。不安があったら最低限は借りておこう
ただ、やっぱり不安があるなら借りておきましょう。
企業の場合、支払いすべき請求書や経費が払えなくなった時倒産します。
なので、万が一の場合に備えて、最低限の預金は置いとくべきです。
元々の収益が預金として貯まっているのが理想です。
無ければ借りておくのが、最悪のケースを防ぐのに有効です。
このブログを書きながら、当社顧問の税理士さんのブログを見たら
まったく同じ事が書かれていて、びびりました(笑)
結局、税金を払っているからこそ金利が安くなる