プログラミングスクールを運営するにあたり、やっぱり
きちんとしたロゴがほしいなぁと。それでデザイナーさんと一緒に
作りました。その一部始終を書きます。
ロゴを制作してもらう機会がある人ってなかなかいないと思いますが、だからこそ
デザインってこんな感じで進んでいくんだっていう事をだらだらと書いていきたいと思います。
そもそもロゴデザイナーはどうやって見つけるのか?
そもそもデザイナーってどこにいるのか?
ネットにいます。僕は「沖縄 デザイン」で検索して探しました。
僕の場合、その中から制作物をチェックして選びました。
デザイン会社のサイトは過去の制作物を掲載してます。
なので、自分が良さそうだと思った会社に依頼すればオッケーです。
結構楽しいですよ(^^)
ちなみに当社はBRIGEさんにしました。
デザインとアートの違い
これって急に言われると、戸惑いませんか?
え?似たようなもんでしょ?
という人も多いと多いと思います。全然違います。
デザインはあくまで、商業ベース。「こんな風に印象づけたい」という
目的が先にあってそのイメージを具体化したものがデザインです。
アートはまさに、皆さんが思っているとおり、作者のひらめきを直感的
に表現したものです。
ここからは、デザインについて書いていきます。
良いデザイナーさんに依頼すると、ロゴ単体の事だけでなく業界の動向や
自社の強みなど、色々な事を聞かれます。
最初のころは「ロゴ作りに必要な情報なんだろーか?」なんて思ってました。
違うんですね。それらの情報をインプットして整理しないことには
ピントがずれたデザインになってしまうのです。
最初のロゴデザイン打ち合わせ
元々自分の中では、IT系ってこんな感じだよねっていうイメージがありました。
まずカフェっぽい。IT系のおしゃれな会社ってだんだんカフエ
みたいなオフィスに近づいていきませんか?
カフェっぽい。壁はレンガっぽい。プログラマーたちがとんでもなく
こだわったコーヒーを飲みながら作業してるみたいな。
そんなイメージです。ブルックリン風って言うんでしょうか。
で、内装もここまでとは言わないまでも、「ほんのりお洒落なブルックリン風」を目指して
改装するつもりですと伝えました。あとは、スクールの使命や
コンセプト、授業内容などを伝えます。BRIGEさんからも
色々質問され、それに答える事で打ち合わせが進んでいきます。
BRIGE⇒「ロゴのイメージなんですが? どんなテイストが希望ですか?」
コード⇒「そうですね~ブルックリン風だと、ブラウン色のイメージですね。
あと、かっこ良すぎるロゴだと業態的にも逆に近寄りがたくなっちゃい
そうなので、ほんのりお洒落なんだけど、親しみやすいテイストが
良いと思います。」
この打ち合わせ自体で自分の考えが整理されていく感覚ですね。
「ほんのりお洒落なんだけど、親しみやすいテイスト」っていう
キーワードで、自分自身も方向性が決まったように思いました。
中学生・高校生向けに放課後プログラミングを教えるっていう
新しいスタイルの事業なので、格好よすぎるロゴだと逆に
近づきにくい印象になってしまうと思いました。
もちろん格好良すぎるロゴが良い事業もたくさあると思います。
これは、どんな事業なのか?どんなコンセプトなのか?によって
千差万別です。デザイナーさんとの打ち合わせで固めていきましょう。
試作ロゴデザイン納品
打ち合わせが終わり、デザイナーさんの試作デザイン制作がスタート
します。デザイン制作中もデザイナーさんから「こんなイメージですか?」
とか「ここ文章がわからないんですが」などの質問に答え、お互いのイメージ
にずれが生じないように制作が進んでいきます。
そしていよいよ試作デザインがメールで届きます。
やっぱりわくわくしますよ。データが届くまで。
それがこれ。
全然ブラウンじゃねぇ、、、と思いましたね?大丈夫です。
僕も思いました。こちらの事業全体についての情報を整理して、具現化
したものがデザインです。つまり全部情報をロゴに反映させるのは
不可能です。大量の情報の中からどんな切り口でロゴに反映させるのかは
デザイナーさんの仕事です。ロゴが茶色かどうかは、デザイナーさんにとって
今回は重要度が低いと判断した。それだけの事なのです。
そしてデザインを元に、お互いが意見交換するための情報が必要です。
それが、デザイン下に書かれている制作意図です。
要は、プログラミングの重要な概念をロゴに反映させたようです。
こちらとしては、こちらの方向性の方があとからうんちくっぽく披露できる
し、良いと考え、この方向性で進めていく事にしました。
ロゴデザインの修正依頼の仕方
頂いたデザインを徹底的に分析します。ロゴデザインの場合、
看板に使ったり、チラシに使ったり、ホームページに使ったり、
長期的に会社のメディア全てに使われる重要なデザインです。
そこで、方向性は良いんだけど、微調整したデザインも見たいという結論になりました。
それがロゴ右下部分
ここの部分が、ちょっと難しい印象を与えるかなと。
Programming⇒プログラミングと目に入ってすぐに
理解できる人はまだ少ないのではないかと考えました。
目に入ってすぐに頭で理解できる事が大事です。
チラシや看板で、すぐに業種が理解できないと損ですよね?
そこで、この部分をカタカナに表記し直したロゴが見たい事を
伝えました。
36種類にも及ぶロゴデザインから選ぶ
すぐに修正したデザインが上がってきました。
今度は圧巻の36種類です。
あなたが経営者なら、どれを選びますか?(笑)
僕も結構迷いに迷いました。
で、消去法で削っていきました。
没デザイン①
なぜこのデザインが駄目なのでしょうか?
そうです。よく見てください。もうあと5秒ほど、、、。
感じましたか? そこはかとなく漂うピザハウス感を。
あまりそことかぶるのも、、、って事で没となりました。
没デザイン②
これは、、、まあ、単純にごちゃいてるって事で没にしました。
なるべく印象はシンプルにしたいですよね。
ついに決定!ロゴデザイン
この二つに決めました。丸文字のCODEが柔らかい印象に
なり、カタカナ表記がわかりやすいという理由です。
最初の「ほんのりお洒落で親しみやすい」というコンセプトどおり
のロゴに着地したと思います。
いやー本当にさんざん迷いました~(^_^;)。
チラシやウェブなど、何に使うかによってこの二つを使い分けて
いく予定です。
ロゴデザインができるまで まとめ
・デザイナーは割と身近にいる!ネットで検索すべし。
(僕の場合、車で10分のとこに事務所がありました。)
・ロゴデザインは会社の顔!長期的に付き合っていくもの。
・デザイナーさんとコンセプトを共有しよう!
・コンセプトを元にはっきりとデザイナーさんに意見してデザインを修正しよう。
こんな感じですね。デザイナーさんとしっかり打ち合わせる事が大事です。
決してデザイナーさんに丸投げしてはいけません。
ロゴデザインを考えている企業さんとか参考なったりしたら嬉しい
限りです。(^^)それでは、また。