なんだかんだで忙しくさせて頂いております。
最近テレビや新聞、ネットニュースで、、、
結構衝撃というか、まあ、考えたらそうだよなぁ
というニュースがこちら。
大学入試にプログラミング「情報1」
まずは、読売新聞さんの記事から↓
ヤフーのトップニュースにもなってました。
こんな感じです。要約すると、プログラミング教育は
今後さらに国として強化していくと。
さらに、「読む、書く、そろばん」などと同じような基礎技能に
していく方針だという事です。高校では2022年度から
「国語、数学、理科、社会、英語」の他に「情報1」を新設。
プログラミングを必修科目とし、それを大学試験にする事で
IT人材の底上げを図るという魂胆です。
小学校では既に必修化に向けた動きが
既に小学校では必修化されるのは決まっていました。
しかし、中学校、高校で科目として学習するってゆ〜のは
初耳でした。まあ、、たしかにそうですよね。小学校で
プログラミングの初歩をやっておいて、後はほったらかしに
しておけば、15年後突如としてIT人材が雨後のたけのこのように
生まれてくる、、、、、わけないんですね。
そのへんどーすんのかな〜と思っていたら、既に色々決まって
いたようです。
今最も熱いプログラミング学習プラットフォーム市場
そんな訳で、小学校はずっと前からプログラミング学習必修化が決まってました。
で、ですよ。その後です。
決まった後、どうすればいいのでしょうか?
誰が教えるのでしょうか?先生?地元のIT会社?
これが、一番の問題で、度々新聞で取り上げられてました。
今のところ、授業はスクラッチを使ったプラットフォームを使って行う。
先生は先生でスクラッチの事前研修を受けて教えると。こんな感じになりそうです。
そうなるとどうなるでしょうか?そうです。大手のIT会社はこの学習教材市場を
獲りたいのです。
プログラミング学習とはスクラッチをする事なのか
もし、全国の小学校、中学校、高校の学習プラットフォームに
採用されれば、収益は計り知れません。
プラットフォームがイメージしにくいかもしれませんが、パソコンを使った学習教材
に採用されるという事です。それ自体については問題無いのですが、、、。
引っかかっている事が一つ。
スクラッチとは何なのか?
さっきから当たり前のように出てくる
「スクラッチ」とはそもそも何でしょうか?
ウィキペディアより一部抜粋〜
スクラッチの由来はディスクジョッキーがレコードを手でこするスクラッチと
呼ばれる技術でありDJが気軽に曲をミックスすることと、スクラッチによって
簡単にプロジェクトをミックスすることを関連付けたことによる。
というわけです。ちなみにプログラミングっていうとこんな感じをイメージをしませんか?↓
どっちが親しみやすいですか?言うまでもなく謎の猫の方ですよね?
そうなんです。スクラッチは、記号とアルファベットを使ったプログラミング言語
ではありません。そもそもプログラミング「言語」というぐらいですので、英語などの
外国語に近いイメージです。よく使う単語や文法もありますし、書き方のマナーや文化
まであります。それに対してスクラッチは「言語」ではなく、ブロックプログラミング
と言われる部類に属します。
スクラッチをベースに授業が構成されてしまう
スクラッチは主に、ブロックを組み合わせてゲームを作る事で、
プログラミングの仕組みを体感するためのものです。
しかし、これをやったからといって、プログラマーになれるのか?
は、全く別の話です。
そもそも先生が事前にちょっと研修を受ければ教えられる内容なら、
それは、それなりのものであるという事です。
結局はプログラミング言語を学習しなくてはならない
これが真理です。スクラッチをマスターしても、スクラッチの
講師にしかなれないのです。だとしたら、僕の考えとしては、
スクラッチはそこそこに、タイピングのトレーニングを行うべきです。
結局はタイピングで記号と英数字でプログラミングをしていくのなら、
キーボードを見ずにタイピングをする技術、ブラインドタッチを早く
マスターすべきです。
そこから、少しずつ本格的なプログラミング言語の学習に
移行していきます。タイピングをマスターしておく事で、学習が
効率的になります。
ジュニアプログラミングスクールコードのカリキュラムもその考えにもとづいて組まれています。
たぶん中学以降からはプログラミング言語を教えるつもり
たぶん中学校や高校からはプログラミング言語を学習する
ようになるでしょう。さすがに。ただ、それだと遅すぎるような
気がしませんか?小学校の6年間で、プログラミングコードを
一行も書かずにプログラミングを学習したと言えるでしょうか。
それなら、最初からスクラッチはそこそこに本格的なプログラミング
の学習を始めるべきだと思ってます。
まあ、最初の誰が教えるのか?ってゆ〜疑問は残りますが。
地元のIT会社や人材を専門の外部講師として使うなどの検討が
どうしても必要かと思います。
プログラミングと統計学ができる人材が最も求められる
最後に、今社会が最も求めている人材について
さらっと書きたいと思います。
それは、プログラミングと統計学、どちらにも精通している
人材です。あらゆるものがネットにつながる社会の中で
莫大なデータが集まります。それを解析し、人工知能を
駆使して問題を解決するのがデータサイエンティストと
言われている職業です。人工知能をプログラミングするには
統計学や数学の知識が必要なのです。
機械学習をざっくり理解する。ディープラーニング塾
当スクールでも後々授業で扱っていきたいテーマですね。
それでは、また。
以下日経新聞より